質問666:手術法の決め方、非浸潤性乳管がん

Q666

海外在住です。一年に一度一時帰国の際に日本で定期検診を受けています。最後の検診は20167月、マンモグラフィーのみで「異常なし」でした。

超音波検査は気になる所がなければする必要はないと言われました。

今年、1月初めに左胸にしこりを見つけ、現地の病院で超音波検査の結果、「癌の疑い」と出、穿刺吸引細胞診を受けました。

6カ所から細胞を採取したそうです。

結果は「がんと言える細胞は見つからなかったが、一つの細胞にDCISの疑い。しこり(12mm)を全て取って病理検査に出すべき」とのことで、

その後念のためセカンドオピニオンを受けました。

2度目の病院の結果でははっきりとDCISと出たので、やはりしこりを切除しましょうということになり、広がりを確認する為にMRI造影検査を受けた所、もう一つ5mm程度のしこりが発見されました。再度超音波とマンモグラフィーで確認しましたが、そのどちらでもこのしこりは確認できませんでした。

さらにMRIでは胸の奥の方にもパラパラと白いものが見え、こちらもマンモ、超音波では見えませんでしたが、安全の為に全摘を勧められました。

私としてはマンモでも超音波でも見えないしこりの為に、非浸潤であるしこりなのに全摘をすることに抵抗があります。日本でもこういった治療は標準的なのでしょうか?お手数ですがご教授頂ければ幸いです。

手術法の決め方としては、非浸潤性乳管癌だから部分切除、浸潤性乳管がんだから全摘という様に、手術法を決めているのではありません。

がんをきれいに取り去って、空いた穴を自分の乳腺でうまくふさぐことができ、さらにいい形の乳房が残るのであれば、部分切除になり、

いい形の乳房にならなのであれば、全摘をして、再建を考えます。

MRIだけで見えて、超音波、マンモグラフィで見えないという事は、良性、悪性どちらもありです。しかし、これ以上調べることができないので、

全摘を勧めることはあります。しかし、悪性の証拠がないのに、全摘をしたくないのであれば、部分切除で、経過観察し、悪性のものが出てきたら、

再度手術でもいいと思います。ただし、後日出てきた乳がんが浸潤癌で見つかることもありますので、それも考慮して考えなくてはなりません。

日本でも、保険で乳房再建ができるようになったので、最近は、全摘をして再建する方が増えています。

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